ピザ窯から出来た灰を使って…

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ブログのタイトルをみて、「ピザ窯の灰を使う?」と、疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

今回、風工房に併設している イタリアンレストラン「ヴェント・エ・イル・レオーネ」の

ピザ窯から出た ナラの木の灰を使って、雰囲気のある色味の釉薬を作りました。

そして先日、この釉薬を使ったビアマグカップをレストランに納品いたしました!

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土の味が一層奥深く、思わず手に取ってみたくなるような焼き上がりです。

 

ピザ窯で出来た灰が どのように風工房で活用されているか、ここでご紹介させていただきます。
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ピザ窯から出た灰は、最初に当工房の藍染め教室の藍を建てるために使われます。

 

灰の入ったバケツに熱湯を入れ、かき回すとアルカリ成分の灰汁(アク)が出ます。

この上澄みの灰汁を利用していきます。

残った灰は 細かいふるいで濾された後、陶芸教室に持ち込まれます。

釉薬として使用する為には、灰の中から徹底的に灰汁を抜かなくてはなりません。

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数日置いて、こちらの写真のように よどみが浮かんでいたり、手を入れて指を擦り合わせた時に

少しヌルっとする場合は、まだ灰汁は抜けていない状態です。

 

沈殿させ、上澄みを捨てるという工程を何度も繰り返し、時間をかけて灰汁を抜くことによって使用できるようになります。
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その後、灰汁が抜けた灰に、今度は長石(ガラス成分)やカオリン等の原料をいろいろな配合で加え、釉薬の試し焼きをしていきます。

完成した釉薬を使ったビアカップは、炭を使った「炭化焼成」という、こだわりの焼き方で焼成しました。

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このように、イタリアンレストラン「ヴェント・エ・イル・レオーネ」⇒「染め教室」⇒「陶芸教室」と

レストランから始まり、各部をぐるっと一周して、レストランの器としてビアマグカップを納品できたことに

陶芸スタッフ一同、感動しています…!

 

また、7月7日(土)より、本館にて夏の藍染め展を開催中ですが、

ピザ窯の灰を使用した釉薬のビアマグカップもいくつか販売しています。

これからの季節、キンキンに冷やしていただくビールは格別ですよね♪

ぜひこの機会に、お手に取ってご覧ください(*^^*)

 

スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしています!

 

陶芸スタッフ一同


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